関西学院大学サイエンス映像研究センター
第1回 防災セミナー
■日時:2012年6月8日(金)18時30分〜20時30分
■場所:関西学院大学 大阪梅田キャンパス(K.G.ハブスクエア)
東日本大震災は、多くの人命を奪い、地域社会に壊滅的な被害を与えました。この経験や教訓を人類共通の遺産として伝承し、安全な社会を構築することが現世代の責任です。本講座は、関西学院大学サイエンス映像研究センターを中心とした専門家のグループが開発に取組む、防災教育のための電子図鑑制作、防災グッズ、防災教育のためのサマースクールをテーマに、「これからの防災について」新たな取り組みに着手されている、研究者、教育機関、企業、行政の方々を招き、広く議論する場を提供していく試みです。
【被災地からのビデオメッセージ】
18時30分〜18時50分
メッセージ:佐々木良麻(マルチプル電子図鑑株式会社 遠野本社スタッフ)
東日本大震災の後方支援基地として被災地を支えた、岩手県遠野市に昨年12月に設立された、マルチプル電子図鑑㈱。関西と被災地の20代、30代の若手が中心となり、震災の体験を風化させないための活動を展開しています。
【防災教育の近未来を構想する〜防災マルチプル電子図鑑の取り組み〜】
18時50分〜19時40分
講師:畑祥雄(関西学院大学総合政策学部メディア情報学科教授/同サイエンス映像研究センター長)
動画を見ることで災害現場を疑似体験し、どう動けば身を守れるかを学ぶ「防災マルチプル電子図鑑」。防災教育の教材として、秋には全国の小・中・高約100校でモニタリングが開始される。開発の現場から、近未来の防災教育のキーワードを探る。
【防災生活でいのちを守る〜身近に備える防災グッズ〜】
19時40分〜20時10分
講師:山本富造(山本科学工業株式会社 代表取締役社長)
防災に関する意識が特に高まっている現在、今一度、身を守り、家族を守り、家を守る備えを確認する必要があります。人間は、「想定外」の自然災害には無力かもしれませんが、1つでも多くの防護策をとることは、大切なことです。