【短期講座】LIFEと写真ジャーナリズム

メディアの創造と栄光と衰退をたどる 目で視る出来事は民主主義を育て、週刊800万部が世界の知性になった。文字の新聞から写真のグラフ誌へ、そして、動く映像のテレビ時代へとメディアの世代交代は100年間で加速した。しかし、旧メディアは滅亡せず、メタモルフォーゼ(変容)しながらダイバシティ(多様性)化する。ライフ36年間は編集方針の変化の歴史であり、ユージン・スミスはシュバイツァー博士の取材でライフ編集部と喧嘩別れする。1972年ライフ休刊の年、和解して「水俣特集」が編集される。しかし、世界の秘密を暴く衝撃力はメディアの主役であるテレビへと移る。そして今や、テレビはインターネットに押され、メディアの主役は三度変わろうとしている。ソーシャルメディア時代の羅針盤はライフ誌のアーカイブにお宝として埋蔵されている。日本で初めてライフ誌によるメディア解剖講座がスタートする。

授業日程

第1回目
日程:3月16日(土)
時間:16:00~17:30

ライフ36年間の表紙から現代を照射する

~メディアの創造と栄光と衰退から何を学び得るか~

第2回目
日程:3月23日(土)
時間:16:00~17:30

ファシズムにペンとカメラで戦った自由の戦士

~ヒロシマ・ナガサキは如何に報じられたか~

第3回目
日程:3月30日(土)
時間:16:00~17:30

目撃者からフォトエッセィへの変容期の写真群

~ロバート・キャパからユージン・スミスとロバート・フランクへ~

第4回目
日程:4月6日(土)
時間:16:00~17:30

ライフの広告スポンサーは酒とタバコ

~テレビに奪われる即時性から写真はいかに脱皮したか~

第5回目
日程:4月13日(土)
時間:16:00~17:30

ライフに写された日本イメージは世界を駆け巡る

~東洋の魅惑から残虐な敵国、そして水俣特集まで~

第6回目
日程:5月4日(土)
時間:16:00~17:30

時代が求めた政治とイメージ

~創刊号は大恐慌を乗り越えるダム工事写真~ 

第7回目
日程:5月22日(水)
時間:18:00~19:30

月面着陸からカメラマン不在の現場へ

~歴史を考える写真と世界を視る映像~ 

第8回目
日程:5月29日(水)
時間:18:00~19:30

大衆迎合の編集は起死回生ならず

~大部数と質は相反関係の例示~

受講料

3,000円/1回
全回受講される方は8回で20,000円

講師紹介

畑 祥雄
関西学院大学教授、写真家、映像プロデューサー、
日本写真家協会会員、宝塚メディア図書館代表理事

背番号のない青春」で作家デビュー、咲くやこの花賞(美術)受賞、「HANAKO」でロッテルダムフォトビエンナーレ個展招待、 京都国際映画祭ハイビジョンフェスタで監督作品がグランプリ、写真表現大学・成安造形大学の写真課程を創設、 写真評論・展覧会企画の活動にも展開。

こちらの講座は終了致しました。

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