いま写真を撮ること/見ることの意味とは
あらゆるイメージが氾濫する現代社会において、あえて意識的に写真を撮ったり見たりすることの意味はどこにあるのでしょうか。もちろんその意味はたったひとつではありませんが、ともすると人は狭い写真界やアート界といったものの動向や、数多の情報に振り回されるあまりに、本来の意味を見失ってしまいかねません。そこでこの機会に今一度この問題を共に考え、それぞれの参加者が自分にとっての意味を再考する場としたいと思います。
【竹内万里子】たけうちまりこ/批評家 東京生まれ。早稲田大学非常勤講師、東京国立近代美術館客員研究員などを経て、現在、京都造形芸術大学美術工芸学科現代美術・写真コース准教授。 2008年フルブライト奨学金を受け渡米、同年「パリフォト」日本特集のゲストキュレーターを務めた。 共著に『日本の写真家101』(新書館)など多数。 訳書に『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』(ジョナサン・トーゴヴニク著、赤々舎)。 |